種族
ファ・ディールには、純粋な意味での人間のほかに、獣人や植物人、自宅前をはじめ各地に姿を見せる草人、「プ」としか言わない豆一族、 船を奪って海へ出たペンギン、海底に都市を築くマーメイドなど、姿も成り立ちも違う人々が暮らしています。 ここでは、種族という言葉がどこまでを指すのかと、それぞれの種族が持つ来歴や決まりごとを、 作中で語られる範囲で整理しました。妖精が住む妖精界と、マナストーンを管理する知恵のドラゴンも同じページにまとめています。 物語の先の内容を含みます。
全26項目を3つの話題に分け、作中で語られていること133件を並べています。
項目の一覧
見出しをたどると、その項目の節へ移ります。
「―」は、その項目に関わる人物や土地が挙がっていないことを表します。
種族
ここに出てくる人たちの多くはキャラクターのページにも載っています。戦う相手として出会う種族のほうはモンスター・ペットにまとめています。
種族 用語
意味 ファ・ディールに暮らす人々の区分。姿が異なっていても、互いを「人間」と呼び合うことが多い
- 純粋な意味での人間・獣人・植物人・昆虫人・鳥人・森人・ドワーフが「人間」と呼ばれる
- セイウチ・ペンギン・アナグマ・ケンタウロスなども、歴史のうえでは人間と見なされている
- 珠魅・妖精・草人・豆一族・シャドール・ドラゴン・魔法生物などは、それぞれ独立した種族とされている
- 純粋な人間は少ない
自宅前の草人と、各地の草人の扱いの違い
- 草人は自宅前だけでなく、各地のランドにも姿を見せる
- 人物図鑑に「草人」が載るのは自宅前に最初からいる個体だけで、ほかの個体は話しかけても載らない
関わる土地 マイホーム
老漁師の涙から生まれたザル魚のなりたち
- 25年前に魔法仕掛けのザルが作られた
- そのザルはポルポタの漁師たちの間を渡り歩き、5年前にひとりの老漁師のものになった
- ある日、老漁師がそのザルで仕掛けたワナに魚が1匹かかった
- もがき疲れた魚を見た老漁師は罪悪感にとらわれ、自分は十分に生きたので他の生き物の命を奪ってまで生き延びることはないと語った
- 老漁師の涙が魚の目に落ちたとき、死にかけていた魚の目に光が宿り、新たな生命体「ザル魚」が生まれた
- 老漁師はそのままザル魚を育て、3年後に亡くなった
- 3年間老漁師に甘やかされて育ったザル魚は、飛び抜けて性格の悪い生き物になった
関わる人物 ザル魚君
関わる土地 港町ポルポタ
ニキータの種族はウサギネコ
- ニキータの種族はウサギネコで、ネコのような口調で話す
関わる人物 ニキータ
ジオ製の量産型魔法生物とティーポ型の性質
- ティーポは量産型の魔法生物で、製造地は魔法都市ジオ
- ジオには同じ型の魔法生物が数多く存在する
- 魔法生物の性格については、形態と関係があるとする説と、設計者の性格が似るとする説が語られている
- ティーポ型は個体ごとの性格が近く、涙もろさと独特の口調を共通して持つ
- ティーポ型は人当たりがよく、店番の役目に使われることが多い
- ティーポ型の初期型には、性格上の欠陥があると判明している
- 製造元の魔法学園は、初期型からモデル2への買いかえを勧めている
関わる人物 ティーポ
関わる土地 魔法都市ジオ
植物人と植物はどの人物が該当し、増えかたがどう違うか
- ドゥエル・メイメイ・オールボンは植物人に属する
- サボテン君とトレントは植物に属する
- 植物人と植物では増えかたが異なる
- 植物人は獣人などとも夫婦になり、子どもを産むことがある
- 植物は現実世界の植物と同じく、種や株わけによって増える
関わる人物 ドゥエル、メイメイ、オールボン、サボテン君、トレント
ペンギンが北から南へ移り、海賊と森の2つに分かれた経緯
- ペンギンは4000年前まで、全員が北の果てで暮らしていた
- 氷河期が始まったことで、ペンギンたちは南へ移住した
- 南の海まで到達した一群は人間の船を奪い、海賊ペンギンになった
- 海へ出ずにジャングルへ定住した一群が森ペンギンになった
- 森ペンギンはジャングルに天敵が多く、絶滅寸前の状態にある
関わる土地 ジャングル
ケンタウロスが人間の土地開発を嫌い、人里から姿を消したこと
- ケンタウロスは詩や音楽を好み、野山の花を愛でる気品のある種族
- 古くから存在する種族で、以前は人前に姿を見せることも多かった
- 人間が進める土地開発を嫌い、いまは人里から遠く離れた場所へ移っている
- ケンタウロスのなかでは、ギルバートは世俗的な性格の部類に入る
関わる人物 ギルバート
セイレーンの歌の掟と、船乗りが恐れる「海の魔女」の呼び名
- セイレーンは魔力を帯びた声と、生花でできた色とりどりの羽根を持つ種族
- 歌声と空を飛ぶ姿に船乗りが心を奪われ、船の難破につながることが多い
- 人間はセイレーンを「海の魔女」とも呼ぶ
- 歌いつづけることがセイレーン一族の掟になっている
- 歌うのをやめると、羽根が枯れてしまう
- セイレーンの美醜は歌の巧みさで決まるとされている
マーメイドが海底で集団生活し、陸に近づくことを禁じられていること
- マーメイドは上半身が人間の女性、下半身が魚の姿をした種族
- 海底に都市を築き、集団で暮らしている
- 水から離れること自体が、本来はタブーとされている
- そのため上陸はもちろん、陸へ近づくことも禁じられている
- 流れる水のある場所へなら、瞬間移動ができる
ペンギンがセイウチをカシラに据えるようになるまで
- 4000年前、氷河期のはじまりに、ペンギンたちは魚の群れを追って北の果てから南の海へ移ってきた
- 100年ほど前に人間の文明と接触し、船を奪い取った
- 巨大な船の舵を操るには結束が必要だったが、それまで気ままに生きてきたペンギンには難しかった
- そこで彼らは、恐怖によって統率するという方法を選んだ
- 自分たちより強い者としてセイウチをカシラに選び、仰ぐようになった
- 以後現在まで、ペンギンはセイウチをカシラに据える伝統を守り続けている
関わる人物 海賊ペンギン
悪魔が群れずに単独で力をふるい、ごく一部は人間の世界に住んでいること
- 悪魔は人間とはまったく別の種族である
- ほかの種族と違い、別の個体と手を組んで動くことがない
- 1体でも強大な力を持つため、ほかの種族にとって脅威になりうる
- 快楽のために破壊をくり返すことがある
- 人間に強すぎる力を与え、わざと社会を混乱させることもある
- 悪魔のごく一部は人間の世界にも入りこんでいる
- 人間の世界に住む悪魔は、それほど邪悪ではないと考えられている
クリスティーの顔と、髪のなかにある本当の目
- クリスティーの顔は人間のような造りをしているが、本当の目はそこではなく頭の上にある
- 本当の目は髪の毛のなかに見える黄色い部分で、ヘビの目によく似ている
- その目はときおり光る
関わる人物 クリスティー
豆一族が人形から増えた由来と、頭上に巣を作るマメクイドリ
- 豆一族の始祖は、マナの木の聖戦の時代に人形師アニュエラが作った人形だと言われる
- その人形が自分たちで土くれをこねて増えていき、いまの豆一族になったとされる
- 豆一族は生まれるとすぐ、頭の上にマメクイドリが巣を作る
- マメクイドリはときどきしか卵を温めに来ず、抱卵しているあいだは豆一族もじっと座って動かない
- 豆一族の頭上で卵がふ化した記録はない
- 豆一族が使う言葉は「プ」の一語だけで、意味を汲み取るのが難しい
- メフィヤーンスは豆一族を研究し、300ページを超える論文を書いたが、読む者はほとんどいなかった
- メフィヤーンスのあとに豆一族を研究する者は現れていない
人形が少女の名を名乗るようになるまでの経緯
- 「マグノリア」という名は、もともと人形ではなく人間の少女のものだった
- のちに七賢人のひとりとなるセルヴァは、妖精戦争の第2期に豆一族として生まれた
- セルヴァは人形師アニュエラのもとから人形を1体持ち出し、出会った少女マグノリアに贈った
- その人形の瞳は火石でできており、瞳に映ったものを自然発火させる力があった
- その力で少女の家が燃え、少女は炎のなかで命を落とした
- 残された人形は、持ち主だった少女の記憶と自分の記憶を混同し、自分をマグノリアと名乗るようになった
魔法生物の成り立ちと、アーティファクトクリーチャーという呼び名
- 魔法生物とは、肉体を失った魂を魔法の容器に降霊させ、生き物と同じ能力を持たせたもの
- 魂の容器になるものは種類が少ないため、魔法生物には似通った外見のものが多い
- 魔法生物のうち、古い時代に現在とは異なる技法で創造されたものをアーティファクトクリーチャーと呼ぶ
- アーティファクトクリーチャーも、基本的にはほかの魔法生物と同じもの
モティ村の出身者が持つカレーの目利きと、町ごとに違う得意料理
- モティ村の出身者どうしは、相手の目を見るだけで、その人が何のカレーを作るのが上手かを言い当てられる
- ドミナの町のモティさんが得意とするのは、ホウレンソウとチキンを使ったサグチキンというカレー
- 港町ポルポタで右側にいるモティさんは、野菜を使ったベイガンバルタというカレーを得意とする
- 港町ポルポタで左側にいるモティさんが得意とするのは、エビを使ったブラウンチリというカレー
- 月夜の町ロアのモティさんが何のカレーを得意とするかは明かされていない
- 港町ポルポタのシーサイドホテルにいる踊り子ルヴァーンシュは、モティさんの親戚だとうわさされている
花人へ変わった草人が失うものと、草人だけが負う役割
- 花人になった草人は、草人ならではの物の見かたを失い、話しかたも変わる
- マナの聖域を出自とする生き物としての決まった役割を負うのは、花人ではなく草人のほう
- 草人がみな花人になるわけではなく、草人のまま過ごす者も少なくない
関わる土地 マナの聖域
マスターとバーテンが同じ設計図から生まれた魔法生物であること
- マスターとバーテンは、どちらも同じ1枚の古い設計図をもとに魔法学園で創られた魔法生物である
- その設計図は、陸・海・空を自在に駆けまわる可変型アーティファクトクリーチャーを創ろうとした魔導士が引いたものだと伝えられている
- 設計図からパズル型の人間ができあがった理由は分かっていない
- バーテンは、以前「悪魔のぼったくり亭」で修行していた
- バーテンは、身のまわりで起きた不幸をマスターに聞いてもらい、ふさぎこむ姿も見てもらううちに、少し自信を持てるようになったとされる
夢魔という種族と、ベルがバクに乗って夢をめぐること
- 夢魔は悪魔の一種である
- ベルはバクの背に乗って夢の世界を歩いてまわっている
- 良い夢に行き当たると、バクがその夢を食べる
- あまりに怖い夢に入ってしまうと、ベルは驚いたバクごと夢の外へ飛び出してしまうことがある
関わる人物 ベル
ぶにゅの動きと、リュミヌーにだけ道を空けたこと
- ぶにゅはたいていその場から動かないが、まれに4対の足を使って移動したり、あくびをしたりする
- ほかの者がぶにゅをどかそうとしても、動かすのは難しい
- ぶにゅはリュミヌーに対しては、あっさりと道を空けた
妖精
妖精が暮らす妖精界と、人間界との隔たり
- 妖精と人間は完全に異なる種族で、妖精は妖精界に、人間は人間界に住む
- 妖精界は人間界とは少し別の次元にある
- 妖精界は人間界と時の流れかたが異なる
- 妖精界では思念が強く反映されるため、自分の好きな年齢で過ごせるという
- 人間が妖精界へ行くことは基本的にできない
- 妖精は現在、ジャングルやキルマ湖に数多く生息している
- ジャングル内の「妖精の森」は、妖精界にもっとも近い場所とされる
人間に妖精が見えるかどうかをめぐる言い伝え
- 一般には、人間界に現れるのは若い妖精のみで、成長した妖精は人の目に見えなくなると考えられている
- 邪悪な心を持つ妖精のみが現れるという説がある
- 逆に、危害を加える人間にのみ姿を見せるという説もある
- もとから妖精が見える人と、まったく見えない人がいるとも言われる
- 妖精を捉えるのは目ではなく頭だとも言われる
ドラゴン
知恵のドラゴンとドラグーンの一人ひとりはドラゴンキラー編の人々に、ダンジョンで戦うほうのドラゴンは竜系のモンスターに載せています。
モンスターのドラゴンと、世界に4体いる知恵のドラゴンの違い
- ダンジョンなどでモンスターとして見かけるドラゴンは、知恵も知識もない邪悪な存在
- それらとは一線を画す「知恵のドラゴン」が、現在世界に4体存在する
- 知恵のドラゴンは、すべての生物の頂点と言えるほど強大な力を持つ
- 知恵のドラゴンは自分の属性にあたるマナストーンを管理し、それによって世界の秩序が保たれている
- 知恵のドラゴンはほかの生物に干渉することを好まず、人前に姿を見せない
- 人々のあいだでは、知恵のドラゴンの存在そのものが伝説になっている
知恵のドラゴンに仕える騎士ドラグーンの役目と資格
- 知恵のドラゴンはマナストーンの監視という任務を負い、その場を離れられない
- ドラグーンは知恵のドラゴン直属の騎士で、動けない主に代わって外界との橋渡しを務める
- ドラグーンになれるのは、ドラゴン自身が直々に認めた強者だけ
- 仕える主のドラゴンが生きているあいだ、ドラグーンは歳を取らない
- ドラグーンは生涯を主のドラゴンとともに過ごす決まりになっている
- 物理的には可能でも、1体のドラゴンが数多くのドラグーンを抱えることはまれ
- メガロードが複数のドラグーンを持つのは特殊な例
関わる人物 メガロード
知恵のドラゴンどうしが数百年前に争った戦い
- 「ドラゴン戦争」は、数百年前に知恵のドラゴンどうしのあいだで起きた戦いの呼び名
- ティアマットは世界を直接支配しようとし、ジャジャラ・ヴァディス・メガロードの3体がそれを阻もうとした
- 当時、知恵のドラゴンは6体いた
- ティアマットは、水の属性と金の属性を持つ2体を味方に引き入れた
- 味方についた2体が休戦に応じようとしたため、ティアマットはその2体をマナストーンごと体内に取りこんだ
- 力を増したティアマットは、ジャジャラら3体の力でも倒すことが難しくなった
- ティアマットは奈落に封印され、戦争はひとまず収まった
関わる人物 ティアマット、ジャジャラ、ヴァディス、メガロード
関わる土地 奈落